2018年 ウェブボットによる ビットコイン価格予測

ちょうど一週間前に世界で活躍する大企業の時価総額に注目した2018年の仮想通貨市場の市場予想の記事を書いたのですが、今回は「ウェブボット」による2018年のビットコイン価格予測について紹介します。

世界で活躍する大企業の時価総額に注目した2018年の仮想通貨市場の市場予想の記事「世界の時価総額にみる2018年の仮想通貨市場予想」を見る

ウェブボットは相場予測には向いている

まずは「ウェブボット」ですが、ウェブボットの開発された目的は、株式市場や為替市場などの相場を予測するために開発されたもので、予測方法はネット上の掲示板やSNS上で交わされた感情値の高いとされる言葉を収集し、その収集した言葉を表現の違いなどにより数値化、その数値の増減により未来を予測しようとするプログラムです。

このウェブボットは元々相場予測のために開発されたプログラムということで、相場予測には向いているようで、そのウェブボットで仮想通貨市場の市場予測もされるようになり今仮想通貨ホルダーからウェブボットの予測はかなり注目されています。

ウェブボットが超強気なのは仮想通貨への参入者の激増

クリフハイ氏のウェブボットによる最新の予測(2017年12月26日付)によると、現在世界人口の1.2%程度の人々が仮想通貨市場に投資しているそうで、これが2018年には13.8%に拡大するそうです。

それを裏付けるように、BINANCE(バイナンス)という香港にある1つの取引所ですが、取り扱っている仮想通貨の種類が多いということで人気のようで、1時間に24万人、毎週数百万人の登録があるそうで、この新規参入者の勢いは凄まじいです。

 

この新規参入者が激増することによる価格上昇の影響は凄まじく、ウェブボットの2018年のビットコイン価格への見方は楽観的で超強気です。

ビットコイン価格は1100万円を突破するという予測

ウェブボットによる分析によると、ビットコイン価格は2月の終わり頃まで現在の範囲内(150万円辺り~220万円くらいまででしょうか)に留まりますが、その後6万4000ドル、日本円で710万円まで上昇後、年内には10万ドル、日本円で1100万円を突破するとの予測です。

またこの際、いつもと同じように高騰後は30%~40%の調整はあるだろうと予測しています。

さらに2020年代には、技術革新によりビットコインなどの分権化されたお金がルールになるだろうと予測しています。

まとめ

確かに今年、2018年に仮想通貨市場に参入する人が現在の世界人口の1.2%から13.8%へ10倍以上に拡大するならこの強気な見方にもうなずけます。

自分の2018年の予想では、ビットコインや他のコインに関しても同じですが、単体のコインの時価総額では、現在世界の企業の時価総額トップであるiPhoneで有名なアップル社の時価総額8800億ドルを超えることはないだろうという予想でしたが、仮想通貨市場への参入者が世界人口の13.8%にまで拡大するなら、ビットコインの1000万円超えも十分あるだろうと思います。

これ以前にビットコイン価格をユーザー数から予想していた人がいました。
Snapchatの最初の投資家であるジェレミー・リー(Jremy Liew)氏とBlockchainのCEOであるピーター・スミス(Peter Smith)氏です。

両氏は、2017年4月時点で「ビットコインはまだそのポテンシャルをほとんど発揮していない」と語り、ビットコインの価値が2030年には50万ドル、日本円で5500万円に達する可能性もあると強気な予想しています。

ビットコイン価格が50万ドルに到達するための必要条件として

  1. 2030年にビットコイン価格が50万ドルに到達するには、中国の人口の4分の1(世界の人口の5%)のユーザー数が必要だ」と両氏はBusiness Insiderに語った。ビットコインのユーザー数は2013年の12万人から2017年には650万人になり、54倍に増加した。だが、これは始まりに過ぎない。現在の成長規模なら、ユーザー数は2030年に4億人に達する可能性がある。
  2. 1人が保有するビットコインの価値は2万5000ドルに到達する。「機関投資家やベテラン投資家の参入、ビットコインを利用した投資信託などにより、1人が保有するビットコインの価値は2万5000ドルに達すると予想している」と両氏。現在(2017年4月時点)、ビットコインの時価総額は164億ドル、ユーザー数は650万。ユーザーの平均ビットコイン保有額は2515ドル相当となっている。
  3. 2030年、ビットコインの時価総額は、ビットコインの保有者の数とその平均保有額を掛け合わせた額で決まる。
  4. 2030年、ビットコイン供給量は約2000万ビットコインに達する。
  5. 2030年の1ビットコインの価格は50万ドル、ユーザー数は4億人に達する。この1ビットコインの価格は10兆ドルの時価総額を、ビットコイン供給数の2000万ビットコインで割った数字。

BUSINESS INSIDER JAPANさんの記事「2030年までに1ビットコインの価格は50万ドルに達する」から抜粋

 

これウェブボットの方の予想では、仮想通貨市場に参入する人が現在の世界人口の1.2%から13.8%へ拡大ということで、ビットコインに限定していないんですよね。

まあ、どちらにしてもこの勢いで今後も仮想通貨市場に参入する人、ビットコインを手にする人がどんどんと増加していくとなると、ビットコインの未来は相当明るいということだけはかなり確実性が高いです。

無限に生み出されるものには価値がない

たぶんこの仮想通貨市場への参加者の増加には各国中央銀行の量的緩和政策による法定通貨の価値暴落が背景にあるのでしょう。

今はインターネットにより情報の拡散が早いので、みんな価値が無くなっていく無限に発行される法定通貨からビットコイン等の総発行枚数がきちんと決まっていて、価値が希釈されないものに価値を保存しておきたいというのがコンセンサスになっているのかもしれません。

ということで、ウェブボットの予測が当たるのか今後の仮想通貨市場にますます注目したいと思います。