ビットコインは透明性の高い取引である
ビットコインは、マネーロンダリング等で使われる匿名性が高い通貨だと思われていますが、ビットコインは取引履歴を公開することで、安全性(改ざん不可能性)を担保していますので、取引自体はすべて公開されています。
2009年にビットコインが誕生して以来、すべての取引履歴が公開されていますので、実はビットコインは現金などと比べると透明性の高い決済方法です。
BLOCKCAINという世界で一番使われているビットコインウォレットを提供しているサイトがありますが、このサイトでは下記の画像のようにどのアドレスからどのアドレスにビットコインがいくら送金されたかが公開されています。
なので、現金ではお金を支払った人と受け取った人しか分かり得ないお金の流れを、ビットコインでは誰でもネット上で見ることが可能です。
これがビットコインが透明性の高い取引だといわれる理由です。
Bitcoin Rich Listで、あなたのビットコイン金持ち度チェック
このすべての取引履歴を公開しているというビットコインの特性により、2009年にビットコインが誕生してからのすべての取引履歴を追えば、どのアドレスに何ビットコイン入っているかが分かってしまいます。
そしてこちらのサイトでは、そのビットコインの特性を活かしBitcoin Rich Listというのを公開しています。
これを見れば、自分のビットコイン金持ち度が今世界でどのくらいなのかをチェックできてしまいます。
ちなみにこれは2017年3月1日時点のデータです。
まず、Addressesの一番下を見てみると、2という数字があります。
そのまま左を見ると、Balanceの欄に100,000-1,000,000と記載されています。
これは、100,000以上-1,000,000未満のビットコインが入っているアドレスが2つ存在するということを表しています。
その2つのアドレスのCoinsの欄には、227,618BTCと記載されていますので、この2つのアドレスには合計227,618BTC入っているというが分かります。
1bitcoinが14万円くらいですので、今の時価総額だと日本円で、約318億円くらいになります。
このアドレスの持ち主が、ビットコインを考え出したナカモトサトシ氏なのかどうかは分かりませんが、すごい金額です。
10BTC以上持っていれば、世界で15万人以内には入るはず
基本的にビットコインウォレットは、一人一つではなく複数持っていることが多いです。
そして、持っているビットコインの量が増えれば増えるほど、ビットコインウォレットを複数持つ傾向にあります。
それは一つのアドレスに集中させてしまうと、もし何かあった場合にすべてを失ってしまう可能性が高いので、1つのアドレスに10BTCずつとか分けて保管しておくことでリスクを分散することができるからです。
ちなみに私も、10数個のビットコインアドレスにビットコインを分けて保管しています。
これを考慮して先程のBitcoin Rich Listを詳しく見て見ると、
Balance | Addresses |
10-100 | 132029 |
100-1000 | 16891 |
1000-10000 | 1643 |
10000-100000 | 112 |
100000-1000000 | 2 |
合計 | 150677 |
10BTC以上入っているアドレスの合計は、2017年3月1日時点で全部で15万677個存在しています。
ですので、もしあなたが10BTC以上保有していれば、確実に世界で15万人以内のビットコイン持ちになれるでしょう。
世界の人口は執筆時点で、およそ73億人ですので、世界でトップ0.002%の大ビットコイン持ちです。
10BTC以上持つには、今のビットコイン価格が約14万円/BTCなので、140万円くらい必要です。
逆に考えれば、140万円をビットコインに投資することができれば、世界でトップ0.002%、15万人以内の大ビットコイン持ちになれます。
なんとも夢がありますね。