私がビットコインに投資する理由を書きたいと思います。
ただこれは私個人の意見ですので、事実と異なることもあるかと思いますので、話半分でご覧ください。
私がビットコインに投資した理由はいくつかありますが、一番の理由は先進各国中央銀行の金融政策と政府債務です。
リーマンショック後の金融政策を見てビットコイン購入を決めた
リーマンショック後、米国を始め先進各国の中央銀行は大規模な量的緩和を実施しました。
これにより、金融機関が抱えた莫大な損失や政府が抱えた膨大な債務を中央銀行に付け替え、現在の金融資本主義を何とか延命させています。
最後の貸し手である中央銀行が政府債務をせっせと購入しているのです。
これの意味は、次の金融危機が起こった場合、バランスシートが既に痛んでいる中央銀行はもうそれを支えられない、支えるところがないということです。
バブル崩壊は歴史的に見れば10年周期くらいで起こっていますが、どんどんとその破壊力を増しています。
1987年 ブラックマンデー
2001年 ITバブル崩壊
2008年 リーマンショック
20XX年 超金融緩和バブル崩壊???
何がきっかけとなるかわかりませんが、現在の各国中央銀行の超量的緩和によるバブルもいずれはじけるでしょう。
その時、支えるところが存在しないバブル崩壊をどう処理するんでしょうか、とても不安です。
今度のバブル崩壊も国の信用ということで、無限にお金をじゃんじゃん刷って更なる緩和を行うのでしょうか。
次のバブル崩壊をどう処理するかは、わかりませんが、私の予想では、次の金融危機では、現在の通貨制度や通貨の信用の話まで発展するのではないかと思います。
過去の失敗を繰り返す政府と中央銀行
そして、歴史は繰り返します。
この先、過去に起こった預金封鎖(確率低い)や高率なインフレ(確率高い)が再度起こるのではないかと推測します。
実際に日本は昭和21年2月17日に預金封鎖と新円切替を行った歴史がありますし、先進国であるフランス、ドイツ、アメリカでさえも過去にハイパーインフレが起きています。
その過去の反省を踏まえ、各国の中央銀行は、中央銀行による国債の直接引受けが制度的に禁止されたはずなのに、今現在間接的とはいえ、中央銀行が国債を際限なく大量に購入しています。
これって、もう既に私には屁理屈のレベルに聞こえるのですが、現状は一応市場を通して国債を買っているから直接ではないって理屈ですが、でも国債を購入する金融機関は日銀が高く買ってくれるのを分かっているから買っているだけで、日銀が買ってくれないなら誰も欲しくないわけでしょ。
それって既に市場にまともな市場原理が働いてないと同じなので、直接購入しているのと実質的には変わらないと思います。
そして、2013年4月から国債を買い続けている日銀の国債保有額は、各国中央銀行の中でも既に半端じゃない金額で、2017年1月末時点で358兆円と国債残高の4割を超える状況です。(英国の4割と一緒)
それでも黒田日銀総裁は、ずーーーーっと出口戦略を語るのは時期尚早と言い続けながら、出口なき金融政策を続けていますが、私には既にまともな出口など存在しないのではないかと邪推してしまいます。
お金は紙、この状況を目の当たりにしたら考え方も変わるよ
そして、以前はお金は命より重いというカイジの世界の言葉を信じていた時期があったような私も、節度なく行われる先進各国の中央銀行の量的緩和と国債購入を目の当たりにし、もう既に金融のルールなんかはめちゃくちゃで、無限に発行される不換紙幣(政府の信用で流通するお金)はただの紙で、そんなものに価値はないのではないかと考えるようになりました。
こうして考えが変わった後は、こんないくらでも刷ることのできる紙切れのために、なんでみんなこんなに苦労しているのだろうとすごく違和感を感じるようになりました。
そして今では、不換紙幣(政府の信用で流通するお金)は持っていても、いずれ紙切れになるだろうババ抜きのババにしか見えなくなってしまいました。
いずれ来るデッドラインは確実に近づいている
まあ、ここまで日本を中心に話しましたが、正直日本は世界一の債権国で貿易も黒字なので、日本は危機的状況ではないと思っています。
ただこのままだと、やがて日銀が買う国債が市場からなくなってしまって、今の金融政策が続けられなくなってしまいますし、そうなると日銀という巨大な買い手を失った日本国債は暴落しそうです。
じゃあ、このまま日銀が国債を買い続ければ良いのかというと、今度は日銀の国債保有率が問題になり、やはり日本国債の信用が失墜し、日本国債が暴落なんてことになりそうです。
そんな感じでまともな出口はどこにあるのだろう?
普通なら日本が大量に持っている米国債を売っ払ってしまえば良いって話になりますが、それをしたら、今度はアメリカが大変なことになるので、アメリカの属国である日本にそれはできません。
今のこの日銀の金融政策はただの時間稼ぎに過ぎないので、当然デッドラインがあり、それは確実に近づいてきています。
危機の本丸は借金大国アメリカ
ただ私の考える危機の本丸はやっぱり借金大国アメリカで、本当の政府債務っていくらあるのって思ってしまいます。
当然返済不能な金額だと思っていますが。
金融関係者は、当然その辺のところは承知の上ですが、それに触れちゃうと今のこの仕組みが崩壊しちゃうので、そこには触れないのが今のこの経済のお約束です。
ただ、アメリカをはじめ各国中央銀行によるこのなりふり構わない超金融緩和バブルもそう長くは続かないので、どこかで必ずこのツケを清算するような時がくるはずです。
その方法はたぶん高率なインフレによるインフレ税だと思うのですが、さて、実際はどうなるでしょうか。
ビットコインは、たとえ国が破綻しても破綻しない
そんな状況を目の当たりにし、色々と探している時に出会ったのが、ビットコインでした。
ビットコインは、上記のような今私が心配しているような国の財政破綻とか高率なインフレとは無関係です。
そもそもビットコインはどこかの国の通貨ということではないので、国が財政破綻してもビットコインはその国と一緒に破綻しません。
国の信用とビットコインの信用は無関係です。
これは世界共通通貨の金(ゴールド)と同じですね。
さらにビットコインは有限であり、総発行枚数もちゃんと決められていて、中央銀行という人が管理する不確実なものではなく、個人間でも簡単に価値をやりとりすることができます。
まさにインターネットで国境がなくなっている今の世の中では、とても便利で必要なものです。
中央銀行が不在ということで心配する人もいるかと思いますが、その中央銀行がいて今のこの状況って、中央銀行がいる意味ないでしょ。
一応何回か、金(ゴールド)も視野に入れましたが、金(ゴールド)はやはり扱いづらいのが難点です。
このインターネットによるデジタルの時代に金(ゴールド)では、不便過ぎます。
希望の残るババの方が、まだ希望があるだけマシ
正直、私もビットコインに100%の自信を持っている訳ではありません。
ビットコインもババかもしれません。
しかし、同じババなら、希望の残るババの方に資産を移動させる、それが私のビットコインに投資する理由です。
【追記】今後の仮想通貨投資戦略と私が実践しているFX投資術の紹介
この当時はまだビットコインもババではないかという感じがしていましたが、2017年12月10日CBOE(シカゴ・オプション取引所)上場、2017年12月17日にCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)上場と、ビットコインの社会的認知度も社会的地位もこの時には想像できないくらい上がりました。そのビットコインですが、この先物上場を好感した相場で1BTC=180万円(2018年1月9日現在)と既に結構な価格になってしまいました。
そんな中、これから投資するのであればライトコインの方がリターンが大きいだろうと考えています。
なぜビットコインよりライトコインの方が有望だと考えているのか、その根拠についての記事や私が仮想通貨を購入する資金を得るために実践しているFXの投資術を別のサイトである「FXと暗号通貨を活用して億られた男の投資術」で公開しています。
宜しければ、是非こちらもご覧ください。