仮想通貨初心者のための用語集まとめ

仮想通貨って専門用語が多くて最初のうちは理解したくてもなかなか理解し難いですよね。

そんな仮想通貨初心者の方のために、まずはこれだけは覚えておきたい仮想通貨の専門用語をまとめました。

ビットコイン

ビットコインは、中本哲史(サトシ・ナカモト)を名乗る人物によって投稿された論文に基づき、2009年に運用が開始されました。

ビットコインとは、世界の多くの国で使われている、中央集権から離れて管理されている仮想通貨です。

仮想通貨とは、オンラインサービス上で経済活動を行うことができる貨幣価値のことです。

ビットコインは、円やドルと同様、「お金」としての価値がありますが、「仮想」の「通貨」なので、目に見えない、姿形がない通貨です。

「円」や「ドル」の様な貨幣と同様、ビットコインにも単位があり、BTC(ビーティーシー)といいます。

先日(2016年3月4日)、金融庁により、仮想通貨法に関する法案が改正され、日本で正式に仮想通貨が貨幣として認められました。(仮想通貨法に関する法令改正内容

通常、「円」の様な通貨は、国家(中央集権機関)が信用を基に価値を担保していますが、ビットコインの信用はネットワーク参加者全体で相互に形成されてます。

参照元:Coincheck Blog

BTC(ビーティーシー)

BTCとは、ビットコインの通貨単位です。

1BTC、0.023BTCというように使用します。

2017年12月現在のレートでおよそ1BTC=190万円です。

XBTという単位はBTCと同じ意味で使用されます。

ビットコインの最小単位は0.00000001BTCで、これは考案者の名前より特別に1satoshiと呼ばれます。

なおビットコインは2009年の登場より大きく価格が上昇したため、1BTCの価格が大きく利用しづらいといった問題があります。

これを補うために1mBTC(ミリ)0.001BTCや1μBTC(マイクロ)0.000001BTCなどの補助単位があります。

参考元:bitFlyer用語集より

 

ビットコインアドレス

ビットコインアドレスとは、銀行の口座番号のようなもので、1または3から始まる27~34文字の英数字からなっており、公開鍵から生成されます。

ビットコインアドレスの例:1BitQEtcoxAnViwUYX9k6KupmmsEfWrGnr

例えば誰かからビットコインを送金して貰う場合は、このような自分のビットコインアドレスを相手側に伝えてそこに送金してもらいます。

 

アルトコイン

アルトコインとは、Alternative Coin(代替のコイン)の略で、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号通貨)を総称してアルトコイン、またはオルトコインと呼びます。

代表的なアルトコインには、Ethereum(イーサリアム)、(Litecoin)ライトコイン、Dash(ダッシュ)、Monero(モネロ)、NEM(ネム)等があり、さらには日本発祥のモナーコインなんてのもあります。

 

ウォレット

ウォレットとは、ビットコインやアルトコインを保管するお財布のことです。

ウォレットの種類には様々な形式があり、それぞれ長所と短所があります。

  • デスクトップウォレット…..自分のPC上にアプリをインストールして管理するタイプの財布のことです。
  • ウェブウォレット…..Web上のサービスを使って管理するタイプの財布のことです。
  • モバイルウォレット…..スマートフォン用のアプリを使って管理するタイプの財布のことです。
  • ペーパーウォレット…..紙に印刷して管理するタイプの財布のことです。
  • ハードウェアウォレット…..仮想通貨保管用の専用端末を使って管理するタイプの財布のことです。

 

公開鍵と秘密鍵

公開鍵と秘密鍵は対になっております。

公開鍵は、ビットコインアドレス(銀行の口座番号のようなもの)を生成する基になる鍵のことで、これは、第三者に公開しても大丈夫なので公開鍵と呼ばれています。

対して、秘密鍵は他人に知られてはいけない鍵になります。

秘密鍵は、ビットコインを送金する際に必要で、秘密鍵を使って署名することで初めて送金することが可能になります。

そして秘密鍵を持っている(知っている)者が、そのビットコインを保管しているアドレスのいわば所有者となりますので、秘密鍵の情報が漏洩してしまわぬよう厳重な管理が必要です。

尚、取引所のビットコインアドレスで保管している場合は、秘密鍵は取引所が保管しているので、秘密鍵を見る機会はありません。

 

マイニングとマイナー

マイニング(採掘)とは新たなブロックを生成し、その報酬としてビットコインを手に入れる行為のことです。

2016年7月現在は12.5BTCが報酬としてもらえます。

技術的には数学的な計算を繰り返し、特定の条件を満たす解を見つけるという行為であり、たくさんのハードウェアと電気代が必要になります。

またこの行為がビットコインネットワークを安全に保つための源泉となっており、ビットコインが自己完結的であるための重要な仕組みでもあります。

このマイニング(採掘)を行う者をマイナー(採掘者)と呼び、マイナー(採掘者)がマイニング(採掘)をする行為によりビットコインのP2Pネットワークが維持されており、その他の一般ユーザーはこの恩恵によってビットコインをネットワーク上で送付することが可能となります。

参考元:bitFlyer用語集より

P2P(ピアツーピア)

中央サーバを用意せず個々の端末(Peer)がお互いに信頼しあうことで成立するネットワークのことです。

一般的にサーバーを用意して、そこに各PCが繋ぎに行くクライアント・サーバー方式と対比されます。

P2Pの端末(Peer)は一般的なPC、ノートブックでもサーバーでも良く、ノード(Node)と呼ばれることもあります。

端末は他の端末に繋いで情報を交換する、もしくは他の端末のリクエストに応えて情報を共有します。

P2Pはファイル共有ソフトなどで有名になりましたが、近年は仮想通貨で再注目されています。

ビットコインはP2P方式でデータを交換します。

そのため特定の管理者を置くことなく安定した運営が可能になっています。

しかしその代わりにデータの整合性を担保するのが難しくなります。

そしてビットコインが画期的だったのはこの整合性の解決のために、ブロックチェーンという仕組みを導入したことでした。

参照元:bitFlyer用語集より

 

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、ブロック(取引をまとめたもの)の連鎖です。

ブロックは一つずつ積み重なっていき,この重なりのことをブロックチェーンと呼びます。

あるブロックの上にたくさんのブロックがあるほどそのブロックが孤立ブロックになる可能性は少なくなります。

一般的には5つのブロックが積み重なれば孤立ブロックになる可能性はほぼ0になったと判定されます。

ブロックチェーンに保存されているの過去の全取引データは、すべてのビットコイン・ユーザーで共有されます。

参考元:bitFlyer用語集より

 

プルーフ・オブ・ワーク(PoW)

プルーフ・オブ・ワークとはコンセンサス・アルゴリズム(合意を取る方法)の1つです。

P2P(ピアツーピア)ネットワークにおいて何を発言権として認めるか?という問題に対してのひとつの答えがプルーフ・オブ・ワークです。

古典的なP2PではIPアドレス一つ毎、プロセス1つ毎などに発言権がありましたが、ビットコインではこれをCPUの計算量に応じて発言権を与えることにしました。

具体的には多大な計算量を要する問題(=特定の条件を満たすハッシュを探す)を最初に解いたものに発言権(=ブロック)を与えています。

ビットコインネットワークに偽の情報を受け入れさせるためには過半数の発言権を手に入れなければなりませんが、そのためにはネットワーク全体の半分以上のCPUパワーが必要となります。また過去にさかのぼって改変するのは指数関数的に難しくなるためビットコインネットワークに対する攻撃は事実上不可能といえます。

参照元:bitFlyer用語集より

 

半減期

半減期とは、ビットコインの採掘報酬が半減するタイミングのことです。

採掘報酬は1ブロックにつき 50BTC から始まりました。

それから210,000ブロック毎に半減し、6,929,999番目のブロックが最後の採掘報酬になることと決められています。

最初のビットコイン半減期である210,000番目のブロックは2012年11月29日に生成されており、採掘報酬は 25BTC に半減しました。

2回目のビットコイン半減期である420,000番目のブロックは2016年7月に生成されており、採掘報酬は 12.5BTC に半減しました。

参考元:bitFlyer用語集より

 

オンチェーンとオフチェーン

オンチェーンとは送金や取引などをブロックチェーン上に直接記録するやりとりのこと、オフチェーンとはブロックチェーン上に直接記録されないやり取りのこと。

マイナーはブロックチェーン上の取引において報酬がもらえます。

 

 

まだまだたくさん仮想通貨の専門用語はありますが、とりあえずこれだけは知っておきたいというものだけを載せました。

今後も機会があればその都度追加していきたいと思います。