こんにちは、ハルルです。
私が仮想通貨に興味を持ち、仮想通貨を買いたいと思った時に一番最初にぶつかった疑問がどこの取引所で買えば良いんだろうという疑問でした。
2016年3月当時、何の知識も持ち合わせていなかったので、仮想通貨を取り扱う取引所毎の違いが分からず、結局片っ端から取引所の口座を作りました。
- bitFlyer
- Zaif
- coincheck
- bitbank
- BTCBOX
- kraken
と6つの取引所で、それぞれ取引口座を作りました。
これはこれで良かったのですが、今回は仮想通貨取引所それぞれの違いから、自分にあった取引所を見つけてもらうために取引所の特徴や独自のサービス等を説明していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
仮想通貨取引所には取引所によってそれぞれ強い分野がありますので、取引所の長所を活かして使い分けることで取引を有利に進めたり、取引所の強みを最大限に利用することができます。
ですので、どんなことをしたいのかということを念頭に置いて、それに最も適した取引所を選ぶようにすると良いでしょう。
取り扱いコインによる取引所の使い分け
まずどの取引所が良いのかを選ぶ基準として手っ取り早いところで言えば、どの仮想通貨を買いたいのかということが重要になります。
実はこれだけで取引所が決まってしまうという場合も多々ありますので、まずは各取引所の取り扱い銘柄から見ていきましょう。
bitFlyerの取り扱い通貨
※金融庁登録仮想通貨交換業者
bitFlyerの取り扱い銘柄は7種類。
bitFlyerはCoincheckに比べると扱い銘柄は少ないが、主要なコインは抑えているといった感じです。
レバレッジを使ったビットコインのFX取引を考えているのであれば、bitFlyerが一番オススメ!
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※現物=現物取引可能 レバ=レバレッジ取引可能
QUOINEXの取り扱い通貨
※金融庁登録仮想通貨交換業者
※FXでの実績あり
※中・上級者向け取引所
QUOINEX(コインエクスチェンジ)の取り扱い銘柄は7種類。
QUOINEXは、為替取引のFXの取引所に仮想通貨が加わった感じの取引所で、FXの通貨ペアが非常に多いです。
ビットコイン価格が国内の他の取引所と比べて安いことが多いため、ビットコインを安く買いたいならQUOINEXの口座を作ることをお勧めします。
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※現物=現物取引可能 レバ=レバレッジ取引可能
DMM Bitcoinの取り扱い通貨
※金融庁登録仮想通貨交換業者
※FXでの実績あり
※レバレッジ取引メインの方向けの取引所
DMM Bitcoinの取り扱い銘柄は7種類。
しかし現物取引可能なのは、ビットコインとイーサリアムのみとなっており、その他はレバレッジ取引のみとなっているので、現物で欲しいとなると他の取引所での取引が必要です。
DMM Bitcoinは、日本人に人気のある主要な通貨を集めたといった感じです。
DMM BitcoinはFXでの実績がある取引所ですので、これからの展開が楽しみな取引所です。
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※現物=現物取引可能 レバ=レバレッジ取引可能
GMOコインの取り扱い通貨
※金融庁登録仮想通貨交換業者
※FXでの実績あり
GMOコインの取り扱い銘柄は5種類。
GMOコインは、とりあえず時価総額の高い主要なコインを抑えているといった感じです。
GMOコインもFXでの実績がある取引所ですので、これからの展開が楽しみな取引所です。
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※現物=現物取引可能 レバ=レバレッジ取引可能
Zaifの取り扱い通貨
※金融庁登録仮想通貨交換業者
Zaifの取り扱い銘柄は5種類。
Zaifでは、NEMとモナコインを他の取引所より安く購入することができます。
またZaifトークンやCOMSAはこちらでしか取り扱いないので、手に入れたい方はZaifの口座が必要になります。
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※現物=現物取引可能 レバ=レバレッジ取引可能
取り扱いコインによる取引所の使い分けまとめ
取引所毎の取り扱い銘柄をまとめるとこのようになります。
bitFlyer | QUOINEX | DMM Bitcoin | GMOコイン | Zaif | |
BTC | 両方 | 両方 | 両方 | 両方 | 両方 |
ETH | 現物 | 両方 | 両方 | 現物 | 現物 |
BCH | 現物 | 現物 | レバ | 現物 | 現物 |
XRP | 現物 | レバ | 現物 | ||
LTC | 現物 | 現物 | レバ | 現物 | |
ETC | 現物 | 現物 | レバ | ||
NEM | 現物 | レバ | 現物 | ||
LSK | 現物 | ||||
MONA | 現物 | 現物 |
※両方=現物取引及びレバレッジ取引が可能 現物=現物取引が可能 レバ=レバレッジ取引が可能
このようにまとめてみると、bitFlyer、QUOINEX(コインエクスチェンジ)の口座を作れば、主要なコインをすべて取引できるので良さそうですが、QUOINEX(コインエクスチェンジ)
は、bitFlyer Lightningのような中・上級者向けの取引所となっており、初心者の方にはちょっと取っ付きにくいかもしれません。
ですので、
初心者の方にオススメなのは、bitFlyerを中心にbitFlyerでは扱いのないリップルに関してはGMOコイン、NEMに関してはZaifの口座を作るといった方法です。
こうすることで、主要なすべてのコインを簡単な取引画面で取引することが可能となります。
次に各取引所の特徴をご紹介します。
それぞれの特徴を活かした取引所の使い分け
今度はそれぞれの取引所の強みや個性的なサービスを紹介していきます。
使いたいサービスがあれば、その取引所の口座を開設していきましょう。
仮想通貨で積み立てをしたい
まずは仮想通貨で積み立てをしたいという人向けのサービスです。
Zaifでは「Zaifコイン積立」という仮想通貨での積み立てサービスを展開しています。
毎月決まった金額分のコインを自動で購入してくれます。
売買等は任せたい、手間暇をかけずに毎月コツコツ仮想通貨で資産を積み上げたいという人には、このサービスがピッタリだと思います。
積立ができるコインも選べますので、好きなものを毎月1万円とか決めて購入すると良いでしょう。
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実際に自分で購入するタイミングを計って安く買おうとしても、どこが買いのベストタイミングかなんて分かりませんし、ずっと仮想通貨の値動きを見ているは時間の無駄です。
本業が他にある人、時間を無駄にしたくない人にとっては、この「仮想通貨積み立て」はとても良いサービスになるでしょう。
仮想通貨積立に関する詳細は、Zaifの公式ページをご覧ください。
仮想通貨でレバレッジ取引をしたい
最近は為替を取引するFXから仮想通貨FXへと流れてきている人も多いとか、その理由はやはり大きな値動きにあります。
結局、為替を使った従来のFXで利益を得ようにも値動きがないとどうにもなりません。
そんな中、仮想通貨の値動きは一日に10%とかは当たり前という現状ですので、トレードチャンスという意味では従来のFXの何倍も多いはず。
このチャンスを狙って、仮想通貨でFXを行う人が急増中です。
ビットコインFXでレバレッジ取引をしたい
そんな仮想通貨でFXをして大きな差益を狙いたいという人で賑わっているのが、ビットコインのレバレッジ取引を提供しているbitFlyerのLightning FX(ビットコイン FX)です。
このFX取引の最大の武器は、少ない資金で多くの利益を狙うことができるレバレッジを利かせることができることと、値下がり時にも利益を狙えることです。
現物取引では、値上がり時にしか稼ぐことができないので、このFXの売りを上手く現物取引と合わせて使うことで、値下がり時のリスクヘッジとしても使えます。
ちなみに下記は日本の取引所全体のビットコインの取引高の円グラフですが、
なんとビットコインの取引の7割をbitFlyerのLightning FXが独占してしまっている状態です。
これを見ると日本のビットコイン取引の多くは、差益を求めたレバレッジ取引が占めていることが分かります。
FXをやる際には流動性(買いたい時に買える、売りたい時に売れる)が大切ですので、自然とみんな取引量の多いbitFlyerに集まっていきます。
ということで、レバレッジをかけてこの機会に大きな利益を狙いたいという人、ビットコイン現物と上手く合わせて値下がり時のリスクヘッジとして使いたい人は、bitFlyerがオススメです。
bitFlyerFXに関する詳細は、bitFlyerの公式ページをご覧ください。
アルトコインFXでレバレッジ取引をしたい
為替を取引するFX業界では、初心者向けのFX業者として人気のDMMFXですが、仮想通貨市場にも参戦してきました。
その名もDMM Bitcoin。
このDMM Bitcoinでは、なんとアルトコインのレバレッジ取引ができます。
アルトコインの値動きは、ビットコイン以上に激しいですので、リスクも大きいですがその分稼げるチャンスも大きいです。
通常アルトコインの多くは現物取引なので値上がり時にしか利益となりませんが、アルトコインのレバレッジ取引が可能なDMM Bitcoinではショートから入ることが可能です。
DMM Bitcoinのレバレッジ取引でショート取引(空売り)することにより、アルトコインの値下がり時にも利益を挙げることができると共に、現物取引の値下がり時のリスクヘッジとしても使えます。
そういう意味でアルトコインのレバレッジ取引ができるDMM Bitcoinはかなり貴重な存在で、これから人気の取引所となりそうです。
では、DMMBitcoinのレートを実際に見てみましょう。
うーん、スプレッドでは、NEMとリップルがとても広いですね。
この2つの銘柄で差益を狙うのはちょっと厳しそうです。
その他はまあどこもスプレッドはこんなもんでしょといった感じです。
毎日どの銘柄かは吹き上がるようなことの多いアルトコインなので、フットワークを軽くして「上がったら売る、下がったら買う」という感じで上手く立ち回れば、大きな利益も狙えるチャンスはありそうです。
DMMBitcoinに関する詳細は、DMM Bitcoinの公式ページをご覧ください
以上が、サービス面での取引所の違いです。
次はビットコインの現物取引を行う際に知っておきたいことについて説明します。
ビットコイン現物取引には販売所と取引所が存在する
ビットコインの現物取引する場合、仮想通貨取引所には株や為替と違い、販売所と取引所という2種類があります。
これの違いは販売所がユーザー対取引所の取引なのに対し、取引所はユーザー対ユーザーの取引を仲介している形になります。
ビットコイン販売所
販売所ではユーザー対取引所の取引なので、取引所が提示する購入価格と売買価格しかありません。
ビットコイン取引所
これに対し取引所はユーザー対ユーザーの取引になりますので、取引所には売買板があり買い注文の価格と数量及び売り注文の価格と数量が反映された板を見ながら、他のユーザーと駆け引きしながら取引することになります。
販売所と取引所のメリットとデメリット
それぞれメリットとデメリットがあるのですが、ビットコインをなるべく安く購入したいということであれば、取引所ということになります。
上記に載せた販売所と取引所の画像は同じ時間に撮ったものですが、価格を比較して見ると取引所の方が売買レートが有利なのが確認できるはずです。
しかし取引所の場合、取引所に参加しているユーザー全員がビットコインをなるべく有利なレートで売買したいと考えていることから取引所での取引は競争が熾烈で、欲しいレートで欲しい量の取引するのはかなりの労力と根気が必要です。
そのため大きな金額でなければそこまでの差にはならないでしょうから、トレード経験がない人や少ない人は、対取引所との取引となる販売所で取引するという選択肢で良いかと思います。
ちなみに私自身も対ユーザー同士の取引である取引所でのビットコイン取引を経験しましたが、本当に競争が熾烈で、買いたくても希望価格でなかなか約定しないので、板を見ながら再注文を繰り返すのはかなりの神経を使って大変でした。
販売所と取引所の有無まとめ
この販売所と取引所の取り扱いを各取引所でまとめるとこんな感じです。
販売所 | 取引所 | |
bitFlyer | 〇 | 〇 |
Zaif | 〇 | 〇 |
DMM Bitcoin | 〇 | × |
GMOコイン | 〇 | × |
ビットコイン取引所として初期に参入しているbitFlyer、Zaifでは、販売所と取引所の両方を備えています。
対して、最近サービスを始めたDMM Bitcoin、GMOコインは販売所のみとなっております。
オススメの取引所使い分けまとめ
初心者の方
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初心者の方やFX等での取引経験があまりない方は、bitFlyerを中心にbitFlyerでは扱いのないリップルに関してはGMOコイン、NEMに関してはZaifの口座を作りましょう。
ちなみにNEMとMonaコインは、Zaifで買うと一番安く買えます。
取引所によっては販売所と取引所の両方を備えている取引所がありますが、初心者の方は購入する予定の金額がそれ程大きくないのであれば、時間と神経を使う取引所での売買ではなく販売所で手っ取り早く購入してしまうのがオススメです。
中上級者の方
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トレードになれた中・上級者の方は、QUOINEX(コインエクスチェンジ)の2つの口座を作れば全部の主要なコインを取引することができますが、上記と同様にNEMとMonaコインは、Zaifで買うと一番安く買えます。
ちなみにビットコインのレートを見ていると、QUOINEX(コインエクスチェンジ)が安いレートとなっているとこが多いので、bitFlyerのレートと比較しながらより有利な方で取引きしましょう。
レバレッジ取引をしたい方
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ビットコインのレバレッジ取引をしたいのであればbitFlyer、アルトコインのレバレッジ取引をしたいのであればDMM Bitcoinとなります。
このレバレッジが使えるFX取引の最大の武器は、少ない資金で多くの利益を狙うことができるレバレッジを利かせることができること、及び値下がり時にも利益を狙えることです。
現物取引では、値上がり時にしか稼ぐことができないので、このFXの売りを上手く現物取引と合わせて使うことで、値下がり時のリスクヘッジとしても使えます。
なるべく多くの取引所で口座を持っている方が有利
これは当たり前のことですが、なるべく多くの取引所で口座を持っている方が選択肢が増えるので何かと有利です。
ビットコインを売買する際も取引所毎に多少なりとも価格に差がありますし、ビットコインのハードフォークの際に新規コインが付与されるかどうかという対応も取引所毎に違いました。
また今後取引所への規制等で取引所の口座が作り難くなる恐れもありますので、余裕があれば口座開設はどこも無料でできますので、作っておくだけ作っておいても損はないです。
二段認証だけは必ず設定しましょう
最後にどの取引所で口座を作ったとしても、二段階認証だけは必ず設定するようにしましょう。
本来は購入した仮想通貨はハードウェアウォレットで保管するのが望ましいと思いますが、ハードウェアウォレットもそれなりの値段がしますので、最低限のセキュリティー対策として二段認証だけは必ず設定するようにしましょう。
二段認証を設定するだけで、セキュリティーが断然向上します。
以上、上手に取引所を使い分け、なるべく有利な条件で取引しましょう。