ビットコインニュースより、「カナダの事業者連合、Bitcoin Unlimitedの対立的ハードフォークを拒絶」との注目の記事が3月28日にアップされましたので、紹介します。
カナダに拠点を置くビットコイン事業者16社は共同で、Bitcoin Unlimitedを拒否し、仮にハードフォークが発生したとしても一切取り扱わないとの声明を発した。
共同声明では、Segregated Witnessの明示的な支持表明、およびBU、Classicを含むクライアントによる対立的ハードフォークへの反対が含まれる。
「我々は、オリジナルのBitcoin Coreの参照実装のみをプロトコルのコンセンサスルールとします」と、共同声明では述べられている。「競合クライアントによるブロックチェーンの分岐は、相対的なハッシュパワーに関わらずアルトコインと見なします」
最近発せられた取引所の共同声明とは異なり、「BTUの取扱いを拒否する」「BUクライアントのサービス統合を拒否する」「BTUの売買サービスを一切提供しない」とし、明確な拒絶姿勢を打ち出している点が興味深い。
ということで、徐々にunlimited側は厳しい立場になりつつあります。
やはりユーザーあってのビットコインなので、マイナー側だけの意思や支持がユーザー側より優先されるというような、ユーザー軽視の姿勢は受け入れられないというメッセージです。
先日の取引所の共同声明に続き、今回のカナダ事業者連合のメッセージ、unlimited側はこれらのユーザー側の声に耳を傾け、対立的なハードフォークは辞めて、話し合いで解決するか、対立的でないハードフォークで別のコインとしての道を模索して欲しいと思います。
ちなみにこちらは、2017年3月29日現在のBitfinexのBCC(ビットコインコア)とBTU(ビットコインunlimited)の価格です。
BCC/USDは866ドル、対するBCU/USDは203ドルと4倍以上の開きがあります。
この価格差を見てもビットコインに関わる大多数は、BTU(ビットコインunlimited)側を支持してないことがうかがえます。