コインテレグラフで「ライトコイン創始者が保有する全てのライトコインを売却、開発は継続」との記事が出ていたので紹介します。
ライトコインの創始者チャーリー・リー氏が20日、米掲示板Redditとツイッターで、自身が保有するライトコインを全て売却するか寄付したと発表した。
ライトコインは11月20日に71ドル付近で推移していたが、12月19日には371ドルで取引されるなど急騰していた。
Redditにおける投稿は「6年強以来で初めて、ライトコイン(LTC)を全く保有していない状態。(記念に物理的なライトコインは多少保有している)」としている。
売却はGDAXで行われたが、価格に影響することはなかったという。
声明によると、「利益相反」を売却の理由に挙げている。リー氏の一言一句が価格に影響するようになったため、これを防ぐためだ。
「ライトコイン価格等についてツイートすると、個人的利益のためにそうしているのではないかと責められる。中には私がLTCの売りを仕掛けているというものさえいる。私は大きな影響力を持っているので、ある意味においては、ライトコインを保有しながらそれについてツイートするのは利益相反の状態にある。」
一方で同氏は、ライトコインへの取り組みは引き続き全力で進めるとした。
「ライトコインを見捨てるわけではないので心配しないでほしい。ライトコインには私のすべての時間を費やす。ライトコインがうまくいけば、コインの保有を通してではなく違った方法で報酬を得ることができる。このようなかたちが、ライトコインの成長を見届ける上でベストの方法だと信じている」。
また、コインベースが運営するGDAXにおけるビットコインキャッシュ価格の急上昇には関与していないとした。
ライトコイン創始者のチャーリー・リー氏が保有する全てのライトコインを売却というヘッドラインを見た時は、「えー、ライトコインに見切りをつけたの」と思ったが、どうやらそうではないらしい。
創始者であるが故、ツイッター等でのライトコインに関する発言の一言一句には絶大な影響力を持っている。
その為リー氏の発言がライトコイン価格に多大な影響を与えてしまい、それを価格操作と見る向きや批判があったとのこと。
その個人的な利益のためにやっていると思われてしまう状態がライトコインのためにならないと考え、全てのライトコインを売却するか寄付したとのこと。
その際、同氏は創始者の自分がライトコインに見切りをつけたと勘違いされないため「ライトコインを見捨てるわけではないので心配しないでほしい。ライトコインには私のすべての時間を費やす。ライトコインがうまくいけば、コインの保有を通してではなく違った方法で報酬を得ることができる。このようなかたちが、ライトコインの成長を見届ける上でベストの方法だと信じている」と発言した。
こういう創始者の個人的な利益よりもライトコインをさらにより良いものにしたいという職人魂のような行動や思いは、いずれ人々から好感を得、信頼を勝ち取るだろう。
ビットコインにしてもライトコインにしても、その他のアルトコインにしても仮想通貨はすべてまだ黎明期なので、技術力や開発力が一番大切な時期である。
そういう中で、自分はやはりこういう職人魂を持った創始者がいるコインを応援していきたい。
自分にも何かできることないかと思うが、できそうなことといえばライトコインの良さを伝えることくらいなので、ライトコインの良さを伝えながら、リー氏を応援したい。