予想通り株式市場は暴落

こんにちは、@ハルルです。

この記事は2月4日に記載していたものです。

本題はこの先の話なのですが、ここ数日バタバタしていて本題の「この先仮想通貨市場がどうなるか」について、この記事では書き終えられませんでした。

この先の本題を完成させるのにもう少し時間がかかりそうで、そうなるとこの記事が無意味になりすぎてしまうので、この記事は本題がない状態で投稿します。

この次の記事で本題のビットコイン等がこの後どうなるかについて書きたいと思います。

 

先日ウォーレンバフェット氏が、株式市場の現状を棚に上げて仮想通貨市場への批判をしていたことにより、「株式市場の方が健全な市場とは言えないのでは?」というような記事を記載しました。

その後の色々な条件が揃ってきて、これは株式市場で大きな下落がありそうということで、1月30日に「いよいよやばそうな株式市場」という記事を記載しました。

この予想は見事に的中し2月2日のNYダウ株価指数は約9年2ヶ月ぶり、リーマンショック以来の大きな下落となりました。

以下は日本経済新聞よりの抜粋

米国株、ダウ665ドル安 9年2カ月ぶり下げ幅 金利上昇を嫌気

2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3営業日ぶりに反落した。前日比665ドル75セント安の2万5520ドル96セント(速報値)で終えた。下げ幅はリーマン・ショック直後の2008年12月1日以来、9年2カ月ぶりの大きさ。1月の米雇用統計が市場予想を上回ったのを受け、米長期金利の指標となる10年物国債利回りが4年ぶりの水準に上昇。株式の相対的な割高感が意識され、幅広い銘柄に売りが優勢となった。

日本経済新聞より

仮想通貨市場の方が市場として健全

ウォーレンバフェット氏は仮想通貨市場を批判していましたが、私は現在の株式市場の方が明らかに異常な状況だと考えています。

その理由は現在の株式市場の株高は、世界の中央銀行の大規模な量的緩和により作り出されたものであると考えているからです。

政府や中央銀行が後押しすることによって作られた株高では、本来市場参加者の自由な売り買いを通して値段を決めるはずの市場機能を歪めてしまいます。

この本来の市場のあるべき姿という面で、市場機能がちゃんと働いている仮想通貨市場の方が、政府や中央銀行が支えている株式市場より市場として健全だと考えています。

まあ、この辺は本題ではないので良しとして、これからどうなりそうかということに関して私の見立てをお話していこうと思います。

株式市場の今後について自分の見立て

株式市場の見立てについて結論からいうと、株式市場は一度暴落しそうだと思っています。

その理由は、

  • 各国中央銀行が量的緩和から金融正常化へ舵を切る中で起こった下落であること
  • 金利の上昇という株式市場には明らかなデメリットとなる原因が存在していること
  • この金利の上昇は、国債バブルの崩壊が原因とみられていることから、金利の上昇傾向が長く続きそうだと予想されるから
  • ここ何年も本格的なリスクオフ相場が来ていないので、一度来たらある程度の期間と値幅を伴うだろうと予想されるから

 

と、こんなところです。

今回のNYダウの下落に関しては、地震や災害、地政学的リスク等の突発的に起こったようなものではなく、金融緩和の終了ということが意識された中での金利上昇により引き起こされたものです。

FRBやECBの金融緩和の終了という流れの中、最後の資金提供者となっていた日銀についても、先日の黒田総裁の「日本は2%のインフレ目標にようやく近い状況にある」という発言で金融緩和終了が市場関係者に意識されました。

この金融市場への資金提供者であった各国中央銀行の金融政策の変更やそれを連想させる影響は凄まじく、これによりバブル相場の終了を意識した市場参加者は多かったはずです。

そしてこの世界の中央銀行が金融緩和から金融正常化に舵を切る流れの中で、債券バブルの崩壊と米国の長期金利の上昇という、株式市場には明らかに悪影響である金利の急上昇を背景に今回のNYダウの下落が起きています。

ですので、今回は一時的な心理とかそういうものではなく、原因がはっきりしたものであることから、ある程度の期間と値幅を伴った下落になると考えています。

株価上昇ペースが早すぎて逆に恐怖指数が上昇

ちなみにこちらも日本経済新聞の記事ですが、今回の下落でVIX恐怖指数は暴騰しています。

米「恐怖指数」が急上昇 16年の米大統領選以来の水準 

投資家心理を測る指標とされ、別名「恐怖指数」と呼ばれる米株の変動性指数(VIX)が2日急上昇し、前日比29%高の17.31となった。米大統領選当日の2016年11月8日以来、1年3カ月ぶりの高さ。2日の米株式市場で多くの機関投資家が運用の指標に据えるS&P500種株価指数が大幅に下落し、下げ幅は2%超と1年7カ月ぶりの大きさになった。

日本経済新聞より

このVIX恐怖指数の前日比29%という上昇率はすごいです。

今までずっと低位で抑えられていたので、一気にきたという感じです。

この2日に急上昇する前にもVIX恐怖指数が上昇し始めていたのですが、その理由が株価の上昇ペースが速すぎて、投資家が逆に恐怖を感じたということで、こんなことはめったにありません。

米株指数と恐怖指数が異例の同時上昇、不安反映か

投資家は通常、米株式市場が上昇すると安心するものだ。しかし米金融市場ではこのところ、S&P総合500種指数.SPXとVIX指数(恐怖指数)が同じ方向に動くという珍しい現象が起きており、米株上昇のペースが非常に速いことに対して投資家が逆に不安を感じている様子が読み取れる。

ダイヤモンドOnlineより

4年ぶりの金利水準に株高が耐えられるのか

米国10年債利回り5年チャート

米国10年債利回り

bloombergのマーケット情報より

NYダウ株価指数月足10年分

NYダウ株式市場

Kabutanより

この米国の10年債利回り2.85%という水準は、2014年1月以来4年ぶりの高水準ということで、この2014年1月当時のNYダウ株価指数を見てみると16000ドル程です。

現在のNYダウ株価指数は25500ドルと、同じ金利水準であった2014年1月当時と比べると9500ドルも高い水準となっています。

この長期金利ですが、このまま上昇基調が続くということになれば、かなりの確率で株価は暴落するでしょうし、金利が低下となれば一時的に株価の暴落を防げるかもしれません。

まあ株価の暴落を先延ばししたところで、結局結果は同じだと思っています。

では、この先株価暴落、金融危機が再来した場合にどのようなことが起きると予想しているかについて、私の見解をお話ししたいと思います。

ここまでが前置きでこっからが本題だったのですが、この先の本題を完成させるのにもう少し時間がかかりそうで、そうなるとこの記事が無意味になりすぎてしまうので、この記事はここまでで一度投稿します。

この次の記事で本題のビットコイン等がこの後どうなるかについて書きたいと思います。