いよいよやばそうな株式市場

先日、ウォーレンバフェットのビットコインを批判した記事に対する自分の見解である「株式市場の方が健全な市場とは言えないのでは?」という記事を記載しましたが、いよいよ株式市場がやばそうな臭いがしてきた感じがします。

仮想通貨市場も最近のBadニュースで急落しておりますが、何でも上がる投機の時期が終わりに来ているだけで、これからは値上がるコインが選別されていくだけの話。

ですので、技術的にしっかりしているようなコインは何も心配ないはず。

この辺は以前の「大石氏の仮想通貨の格付けについての感想」の記事を参考にしてみるのが良いと思います。

調整なき上昇という異常事態

さて今回の記事はいよいよ株式市場がやばそうという記事。

まずはこのチャートを見て欲しいが、米国のNYダウ株式市場のチャートはこんな感じ。

NYダウ10年チャート

この10年間大きな調整もなしでここまできています。

異常な上昇相場を作った最後の砦にもついに変化の兆し

この株式市場のバブルのきっかけとなっているのは、各中央銀行の大規模な量的緩和。

ただこれもFRBが金融緩和正常化で利上げに踏み切り、その後ECBも金融緩和正常化に向かって動いています。

ここで最後まで異次元緩和により、資産市場に資金を提供し続けていた日銀についても先週金曜日、黒田日銀総裁から「日本は2%のインフレ目標にようやく近い状況にある」という発言が出てきました。

これがどういうことかというと、今までじゃぶじゃぶに資金を提供していた各国中央銀行の内、最後まで残っていた日本までが金融緩和の正常化に舵を切ろうとしているということです。

今までじゃぶじゃぶだった資産市場の資金の流れが変わろうとしている、資金の流れの歯車が逆回転を始めるかもしれないという状況が浮かび上がってきています。

日経平均の下落には嫌な予感がする

日経平均株価2018.1.30

それに反応したのが今日の日本の株式市場、日経平均が300円超えの急落となっております。

なお、アップルのiPhoneXの売上が不振というニュースも出てきており、いよいよ総楽観相場が終わり、株式市場の大暴落への序章がスタートしたとみているが、どうなることやら。

ちなみにビットコインや仮想通貨市場が急落し、ビットコインも終わりみたいな意見が出てきていますが、自分の意見は全く逆で、もし今後株式市場が大暴落となれば、ビットコインはゴールド等と同様に有望資産となると考えていますがその辺はまた別の記事を書きたいと思います。