物の価値ってなんでしょうね?
今回はそれを考えさせられるようなショッキングな番組を見たので紹介したいと思います。
円でも金(ゴールド)でもダイヤモンドでもいくらでもあるものに価値はない
先日TVerで何か面白い番組ないかと探していたところ、マツコの知らない世界が「宝石の世界」を題材にしていたので、面白いかもしれないということで見てみました。
そしたらなんとそこで驚愕の事実が判明しました。
知っている人は既に知っていたのかもしれませんが、自分はこの番組を見て知りました。
ダイヤモンドは世界中どこでも取れていくらでもある宝石
その驚愕の事実とは、
「ダイヤモンドはもはや世界中どこでもとれていくらでもある宝石である」
「宝石業界の取れる量の中で8割がダイヤモンドである」
「ロシアにある一つの鉱山で、世界中の一年間のダイヤモンド需要の3000年分の量がある」
という事実です。
えーダイヤモンドは希少性の高い高価な宝石なんじゃないの?
日本では婚約指輪として女性へ送るのが定番のダイヤモンド、それが全く希少性の無いただの石ころだったとは・・・。
ロシアの鉱山一つで世界需要の3000年分のダイヤモンドが眠っている
ということで、これは自分で事実を調べてみようとググってみるとlive doorニュース等でヒット。
ロシアに超大型ダイヤモンド鉱脈 3000年分の世界需要満たす
【新華網】ロシアはこのほど、1970年代に発見したダイヤモンド鉱脈を公開した。この鉱脈はシベリア東部の直径100キロ以上のクレーターに位置し、埋蔵量は1兆カラットを超えると見込まれている。これからの3000年間でこの鉱脈は全世界の宝石市場の需要を満たすことができるとされる。英紙「デイリー・メール」が17日報じた。
科学者らによると、ポピガイと呼ばれているクレーターは3500万年の歴史を誇っており、ダイヤモンドの埋蔵量は全世界のほかの地域にあるダイヤモンド鉱脈の埋蔵量総和の10倍に相当するとされる。これまでにロシアがこの発見を公開しなかったのはダイヤモンドの価格低下による自国のダイヤモンド産業への悪影響を防止するためだとみられる。
機密にしていたのは、ダイヤモンドでさえいくらでもあることが分かれば価値は大きく下落する
なんとロシアにあるこの大量のダイヤモンドが眠る鉱山は、既に1970年代に発見されていたとのこと。
しかし、それを公表しなかったのはこの事実が知れ渡るとダイヤモンドの価格低下により、自国のダイヤモンド産業に悪影響を及ぼす恐れがあるということで、国家機密にしてきたとのこと。
おいおいマジかダイヤモンドと言えば、その希少性から宝石の王様だと今までずっと思っていました。
それが世界中のどこでも取れていくらでもある宝石だったとは。
このライブドアニュースの記事でロシアが懸念している通り、ダイヤモンドが大量にあることが世の中に知れ渡るとダイヤモンドの希少価値のイメージが崩れ、価格低下を招くから言わなかった。
そりゃそうだ、いくらでもあるものに価値なんかないでしょ。
なんであれ価値を保つのに大切なのは希少性
自分が資産保全を考え始めたのは日銀の量的緩和がキッカケ
自分が資産の保全先を考え始めたキッカケは、世界各国中央銀行の大規模な量的緩和及び日銀の異次元緩和を目の当たりにしたことが原因で、いくらでも刷れる希少性のない円やドルに価値が無く思えたことがキッカケでした。
そして、実際自分が資産の保全先を探している際、ビットコイン以外に有望だと考えたのが宝石と実物のゴールド。
一般大衆が手に入れられるような宝石には価値がない
そんな中、実際に宝石店を訪れ、宝石が価値の保存の役に立つか店員さんに話をしてみたところ、その店にある一番高い宝石でも買った瞬間に価値が1割か良くて2割に落ちるということでした。
それじゃあ、価値の保存先にはならないということで、宝石への資産の保存は諦めたと同時に、おいおい宝石って中古になった瞬間1割か2割の価値って、それって本当に宝石に価値があるの?詐欺みたいなものじゃないの?って思ってしまい、それ以来宝石には全く興味がなくなりました。(まあ元々興味はなかったのですが。)
まあ本当に価値があるような名のある宝石は中古になろうが価値があるのだろうけど、一般大衆が手に入れることができるようなレベルの名もない宝石はそもそもほとんどが無価値ということなんだろうと、この時思いました。
やはりこれも結局希少性で、名前が付くような滅多に採掘されないような宝石は本当に価値があり、いくらでも採掘で出てくるようなものは、ほとんど価値を持っていないということです。
金(ゴールド)もいくらでも転がっていれば拾わなくなる
自分が以前書いた「与沢翼さんのビットコインの見解動画を見ての感想」の記事で、ゴールドの価値を裏付けている一番のものは希少性だろうとことを書きましたが、やはり価値を裏付ける中でもっとも大切なのは希少性だと思います。
その理由は、ゴールドも確かに見た目は綺麗で魅力的ですが、その辺にいくらでも転がっているものであったとしたら誰も拾わなくなるだろうと推測できるからです。
ダイヤモンドも同じで、いくら見た目が綺麗で魅力的でも、世界中でとれていくらでもある宝石となると、宝石の王様というイメージは無くなるし、いくらでもあるなら大金払って手に入れるようなものではないと思えて来る。
結局、物の価値は需要と供給で決まるので、ある程度需要があってもいくらでも供給可能なもの希少性のないものには価値はないということです。
カラーストーンは宝石の中で希少性が高い
ダイヤモンド価格はこれからだだ下がりになりそうですが、宝石にも希少性が高く値上がりが激しいものもあるとのことなので、ここからはマツコの知らない世界で紹介していた、本当に価値のある宝石?を紹介したいと思います。
カラーストーンはその希少性から順調に価格が上がっているとのこと。
カラーストーンはこの10年で2200%値段が上がっているって、これは本当に価値のあるものに対して、量的緩和しまくりのドルの価値が減価したってことで、結局起きているのはインフレなんじゃないのかな?
パライバトルマリン27カラット お値段1700万円。
パライバトルマリン80カラット お値段推定4億~5億円。
まとめ
結局どこの世界でも価値があるもののキーワードは希少性。
自分がビットコインを資産の保全先として選んだのも、総発行枚数の上限がちゃんとあるから。
総発行枚数の上限がなくいくらでも発行可能な円より、ちゃんと発行枚数の上限が決められているビットコインに価値を見出したからです。
自分の中で価値があるものは、希少性がある。
いくらでもあるものには価値はない。
ビットコインも総発行枚数は2100万枚と決まっています。
これは全人類76億人(2017年6月21日国連発表)で計算すると一人当たり0.0027BTCしか行き渡らない計算になります。
ここにビットコインの希少価値があるわけで、これがビットコインも無限に発行されますってなったら、自分はビットコインへの投資を全て辞めます。
そうなったら、ビットコインも円やドルと同じで自分には紙に見えるので、そんなものを稼ぐより自分の命=時間の方がよっぽど大切なので、ビットコインも法定通貨の円やドルと同じで、命を費やして稼ぐようなものではないと考えるようになると思います。
自分が現在円やドルというお金を稼ぐなら、なるべく楽して稼ごうと思っている理由は、お金に価値がないと思っているからで、希少性がないものに大切な命=時間を割くのは勿体ないと考えているからです。
皆さんもできるだけお金は楽して稼ぎましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。