仮想通貨市場暴落、時価総額はピークの半分に

今朝起きてびっくりした方も多かったのではないかと思われますが、仮想通貨市場が暴落しています。

2018年1月17日のCoincheckさんのレート。

コインチェックのレート

このレートを見ると、まさに暴落といった感じで、12月7日に最高値240万円を超えていたビットコインが110万円割れ、先日1月4日に400円を超えていたリップルが100割れと、まさに暴落状態となっております。

仮想通貨市場暴落の原因

この仮想通貨市場全体の下落のきっかけは、中国政府と韓国政府の規制強化が原因と見られていますが、私の見立てでは、既にここ2ヶ月という短期間の間に6000億ドル(60兆円)以上という膨大な時価総額の拡大が起こっており、市場が利益確定のタイミングを探していたのではないかと推測しています。

そして今回の規制強化のニュースが良いタイミングになったと考えています。

仮想通貨市場全体の時価総額も暴落

仮想通貨市場全体の時価総額チャート

今回の暴落で仮想通貨市場全体で、どのくらいの時価総額が減少したのかを調べてみると、仮想通貨市場の時価総額のピークが2018年の1月7日の8300億ドル(92兆円)で、それをピークに本日4500億ドル(49兆円)まで時価総額が縮小しています。

時価総額の顕著な上昇が始まったのが11月半ばの2000億ドル(22兆円)からですので、2ヶ月もせずに時価総額が4倍以上に膨らみ、1月7日に8300億ドル(92兆円)のピークを付け、その後わずか10日で、時価総額の半分が消えたことになります。

まさにジェットコースター。

やはりこの異常なペースの時価総額の拡大は行き過ぎでしたね。

しかし中長期的にみれば、仮想通貨市場にはこれからまだまだ資金が流入してくるであろうということから、私の仮想通貨市場への見立ては楽観的で、むしろこの調整は仮想通貨市場への新規参入者の方にとっては良い買い場になるだろうと予想しています。

暴落相場をよく見るとそのコインの特徴が顕著に表れる

今回の仮想通貨市場の暴落をよく観察してみると、投機資金が多く流入しているコインは下落幅が大きいです。

そして逆に投機資金の流入が少ないコインは下落幅が小さい。

これが何を意味しているかというと、下落幅が大きいコイン程投機で買われているだけなので、資金の逃げ足が速いということ。

要は投機資金が多く流入しているコインは、そのコインの将来性を信じて買っている訳ではなく、上がりそうだからとか、お金が儲かりそうだからという理由で買われているに過ぎないので、儲かりそうならすぐに買われるし、損しそうならすぐに売られるコインであるということです。

この辺は、一斉に値動きが起こる暴落の時こそ、そのコインの性質が顕著に表れるので、その性質を知っておくことで、取引を有利に進めることができます。