ウィンクルボス兄弟ビットコインETF認可ならず

本日ビットコインETFの回答期限ということで、かなりの注目を集めていたウィンクルボス兄弟のビットコインETFですが、SEC(米証券取引委員会)によって認可申請が拒否されることとなりました。

日本経済新聞より「米SEC、ビットコインETFを認可せず 投資家保護が不十分として」という記事がでていましたので、紹介します。

【NQNニューヨーク=神能淳志】米証券取引委員会(SEC)は10日、仮想通貨ビットコインの上場投資信託(ETF)の認可申請を拒否したと発表した。過去のビットコインの取引記録を踏まえ、不正取引を防止し、投資家の利益を保護する設計が不十分だと判断した。

理由は投資家保護が不十分とのこと。

 

ビットコインは現状取り扱いが自己責任の要素が多分にあるため、保管や送金に神経を使います。

ただ不正取引のところは、現金よりは透明なんじゃないかと思うのですが。

まあ、ビットコインはソフトウェアで動いているので、プログラミング次第で色々改善が可能だし、その内キラーアプリや画期的なサービスが出てきたりして、色々な問題もどうにかなるだろうと筆者は楽観的に考えています。

 

ビットコインの価格についてもETF認可拒否ならば、10万円は割れてくるだろうと予想していましたが、安値はなんと128,700円と大きく下がらずに、記事執筆時点の3月11日11時時点では138,000円と、昨日のETF発表前の高値から8,000円程下落した価格で推移しています。

bitFlyer価格チャート
画像はbitFlyerの取引所の画像です。

これには少々ビックリしていて、理由として考えられるのは、ビットコインETF発表前からそれ程ETF認可に期待している人がいなかったためインパクトが少なかったのか、ちょっとやそっとでは下落しないほどビットコインの下値が堅いのか、どちらなのかはわかりませんが、どちらにしても悪いニュースが出ても大きく下落しないということは、ビットコインの現在の価格に対してまだ強気にみている人が多い、下がれば買いと考えている人が多いということでしょう。